それぞれのドライフラワー講座の違い

皆さんこんにちは。

M's craftのブログへようこそ。


以前より、たまに”超かんたんな方法で一年中「綺麗」が続く!秘密のドライフラワー作り講座」と、「生花そっくりにドライフラワーを作る!特殊乾燥法実践講座」の違いがよくわからないというお声を頂いていましたので、今一度、違いをご説明したいと思います。


前者の「超簡単な~」の講座では、主に、ドライフラワーの通常のハンギング法を用いた方法で説明しています。ハンギング法というのは、吊るして乾燥させるタイプです。


そんなの知ってる、吊るすだけでしょ?って方もいらっしゃるかと思いますが、それだけではうまくいかないと悩んでいる方も現にたくさんいらっしゃいます。


ドライフラワーの奥深い部分でして…綺麗なドライフラワーを作る、そしていつでも使える綺麗な状態を保つには、それだけではない、様々なちょっとしたコツがあります。(そしてそのちょっとしたコツ、というのが市販のドライフラワー本やネットにもなかなか記載されていないことなのです。お花ごとに違う部分もあり、失敗経験を何度も何度も経て、ようやく気付いたこと、学んだことなどが多々あります。そして、知ってしまえばそれらは本当に簡単なことだったりするのです。)


吊るして作るドライフラワーは、一般的な従来のイメージのドライフラワーです。皺やくすみ感が出ることも多く、そういった部分に奥ゆかしさや、魅力を感じて頂ける方に適しています。

ただ、皺やくすみ感の出ない、生花に近い仕上がりのドライフラワーもあります。例えば、貝細工(ヘリクリサム)や、ローダンセ、千日紅、スターチスなどです。


こちらのテキストで作れるドライフラワーというのが、下の画像のようなドライフラワーです。

そして、インスタでも少し前にご紹介しましたが、色変わりしやすいミモザなども↓


テキストにあるようなコツを守って保管して頂くと、とても綺麗な状態で保つことができます。(通常、一年後にはすっかり茶系になっています。)


また、基本的には初心者の方を対象に説明しているため、乾燥させるのが難しい大輪の薔薇やチューリップなどについての説明はありません。


こちらの本では、出来るだけ費用をかけない方法を色々ご提案しています。


なんとなくイメージつきましたでしょうか?



次は、「生花そっくりにドライフラワーを作る!特殊乾燥法講座」で作れるドライフラワーとはどんなものかご説明します。


先の、「吊るして乾燥させるお花」というものは、世の中の全てのお花がその方法で乾燥できるわけではなく、適したお花と適さないお花があります。(テキスト本には、おすすめのお花をたくさん記載しています。)


適していないお花…例えば、マーガレットやノースポール、ビオラにパンジー。吊るすとどうなると思いますか?


花びらはぐちゃぐちゃに縮れることが多く、原型をとどめずに、一体何のお花だったかしら…?と…なかなか美しさを感じとることは難しい仕上がりとなります。(それから、色あせやすかったりもします。)


そういった本来、適していないお花も、ドライフラワーに出来てしまうよ!…というのが、「生花そっくりにドライフラワーを作る!特殊乾燥法講座」であったり、ルミエールドライフラワーだったりします。


インスタからの画像になりますが、吊るして乾燥させたラナンキュラスはこんなイメージ。

くしゅくしゅっとした、皺感がありますよね?


それに対して、生花そっくりに作る乾燥法としては、下の画像のような仕上がりになります。




生花のラナンキュラスに近い仕上がりだとお分かりいただけるかと思います。


また、大きさも全然異なります。


吊るして乾燥させるラナンキュラスは、生花の時の5か6分の1程度に小さくなるのに対し、生花そっくりタイプは、大きさはほとんど変わりません。


皆さんは、どちらがお好きでしょうか?


そして、生花そっくりタイプの乾燥法というのは、作るためには、特殊な資材が必要になります。(シリカゲル法と違う点は、前回の記事で説明しています)その特殊な資材と、テキスト本をセットにしたのがこの講座ということになります。


ちなみに、生花そっくりタイプで作ったお花、とてもワクワクするような可愛さではありますが、吊るして作るタイプのように、どんな作品にも適しているわけではありません。


例えば湿気を吸い込みやすいビオラやパンジーなどは、放置するとふにゃん…と柔らかく形が崩れてしまうため、リースなどの花をむき出しにするような作品には向いていません。レジンで覆ったり、レジンの中に埋めたり、ハーバリウムに入れたり、ドライフラワーボトルにするなど、基本的には、何かに閉じ込める形態の作品に適しています。(放置しても大丈夫なドライフラワーも多少ありますが、花の種類はたくさんあるため、その点はご自身でご確認願います。←私が把握しているものはお教えできます。)



以上、違いがお分かりいただけましたでしょうか。


何かご不明な点がございましたらお気軽にご質問下さいね。









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